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「建築要素」としてのウィンドウディスプレイ

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今年も残すところあとわずかです。街もクリスマスに向けてにぎわっていますね。

先日表参道をぶらっと歩いてみました。通り沿いの店舗ではそれぞれが趣向を凝らしたウィンドウディスプレイを展開していてとても華やかです。しかし、どうも立ち止まって見るほどのものはありませんでした。あれだけ並んでいるとブランドごとの差別化が難しいのでしょうか、みな一様に見えて通り過ぎてしまいます。個人的には「GUCCI」のディスプレイが好きで期待していたのですが、今回は特にインパクトなし。。。

そんな中、目を引いたのが「Dior」。背面にゴールドとレッドのスパンコールのような金属板を吊るしそこに照明を当て、反射の効果によってキラキラとした存在感を放っていました。その反射光は道路にも映りこみ、揺らめいています。

このビルの設計は最近では「21世紀美術館」でも話題を呼んだ妹島和世さんと西沢立衛さんのユニッ「SANAA」。
建物の外観は、ガラスを使った透明感のあるデザインが特徴で、内側にはドレープ状の’皮膜’を内包していす。この’皮膜’はレベルによって微妙な表情の変化をつけるなど、表参道の中にあっても美しさを際立たせています。

ウィンドウ・ディスプレイの位置は、周囲の道路に面する2面。それは、そのシンプルなビルの外観の中で、単純に「ディスプレイコーナー」としての働きだけではなく、建物全体のデザインの重要な要素になっているように感じます。半透明の白い箱から切り取られた対照的な色鮮やかなグラフィック。その計算されたデザインは、少し離れて眺めてみると良くわかります。

ウィンドウディスプレイも、美術館で作品鑑賞をするように、建物の設計者の意図も考えながら見たりすると、また違った面白さが発見できるかもしれませんね。

(H)

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2008 12 15 [ショップデザイン] | 固定リンク

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